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2008-11-12

ASUSの罠

今日は久々に焦ってしまった。

検証用兼デスクトップ用のKubuntuマシンでVirtualBoxを使っていたときのこと、なぜか64ビットゲストを作成することができないという問題に遭遇した。なぜだろう?と小一時間考えて、あれこれ調べた結果、CPUの仮想化機能(AMD-V)が有効になっていないということに気がついた。すこし前までWindows XPで動かしていたのでまったく気がつかなかったのだが、先日めでたく64ビット版のOSへ入れ替えることができたため改めて気づくことができたのである。

それでは早速BIOSで設定を変更しようと思い、BIOSのメニューをあれこれ調べたのだがそれらしきメニューが見あたらない。利用しているマザーボード(ASUS M2N-E)は少々古いモデルなので、BIOSの更新が必要なのかと思いAsusのWebで配布されているASUS Update UtilityというBIOS更新プログラムと、BIOS本体をダウンロードしてアップデートを実行したところ・・・

なんとBIOSのアップデートが途中で止まってしまったではないくゎっ!!!

超ピンチ!!BIOSのバックアップとるの忘れたよってことは即ちこれってTHE END?!!かと思って冷や汗を垂らしながら色々調べたら、なんとASUSのマザーボードにはぶっ壊れたBIOSを修復する機能があるらしい。その名も、ASUS CrashFree BIOS 3 Utilityだそうな。クラッシュフリー?!すでにクラッシュしてるんですけど何か?!!などと心の中で突っ込みつつ手順に従って修復を試みるとあら不思議?壊れたBIOSが元通り・・・ではかったが、新しいバージョンのBOISを適用してシステムを起動することができたのであった。

少しググッて調べてみると、ASUS Update Utilityはほぼ100%の確率でBIOSの更新に失敗する模様。なんという恐ろしいプログラムを配布しているんだろうか。。。BIOS更新失敗は即ちマザーボードの!!というのが定説であるので、BIOS更新失敗を目の当たりにするのは心臓に悪いのである。俺の寿命も少し縮んだよ!!>ASUS

ASUS CrashFree BIOS 3 Utilityは素晴らしいが、BIOS Update Utilityは地雷である。これはまさにASUSがわざと仕組んだとしか思えない。BIOS Update UtilityでBIOSをクラッシュさせて、あえてASUS CrashFree BIOS 3 Utilityの良さを知ってもらおうという魂胆か?!などと勘ぐってしまいたくなる。(いや、既に勘ぐってるし!>俺)CrashFree BIOS 3の存在に気づかなかったら修復のしようがないので、このようなトラップを用意するのは止めていただきたいものである。(だからトラップじゃねーって!>俺)

ちなみに、ASUS製マザーボードでBIOSを更新する際には、BIOSメニューから起動するASUS EZ Flash 2 Utilityを使うとうまくいくようだ。というわけでASUS製マザーボードのBIOSアップデートをする際にはBIOS Update Utilityを使わず、必ずASUS EZ Flash 2 Utilityを用いるよう注意されたい。

更新後のBIOSにはAMD-Vを有効にするメニューがあり、VirtualBox上で無事64ビットゲストを使えるようになったのであった。チャンチャン。

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